二元論の思考

あなたは人生に幸せを感じていますか?
「あまり感じられないなぁ」「そんなこと全く感じない」など、
「はい」と言い切れない気持ちになった人もいると思います。

では、なぜ、私たちが幸せをなかなか感じることができないのか
と言うと、それは身の回りの出来事を、

「良い/悪い」
「好き/嫌い」
「勝ち/負け」
「上手/下手」
「できる/できない」
など、

2つに分けて考えているからです。

2つに分けて考える、つまり、二元論の思考パターンこそが
わたしたちを幸せから遠ざけている原因といえます。

二元論の世界では、「良い」「悪い」といった2つの
対局の世界しか存在しません。

このため、たとえば、「平和であることは良い」と思った瞬間に、
「戦争は悪い」といった裏側にあるものが生み出され、
「平和」の反対にある「戦争」についても無意識的に思い浮かべる
ことになります。

「平和」と思うたびに、無意識下では常に「戦争」について
認識されることになり、終わりのない無限ループにはまってしまうのです。

すなわち、「良い/悪い」という目でこの世界を見てしまっているために、
「悪い」を人生に生み出してしまっているのです。

みなさんも、「良い」ことばかりを思い浮かべようとすればするほど、
同時に「悪い」ことが思い浮かんできたことがあると思います。

では、二元論の考えから抜け出すにはどのようにすれば良いでしょうか?

目の前に起きている出来事を「色にたとえてみる」ことです。

特に、マイナスのイメージが浮かんできたときに、そのイメージや
感情を「色にたとえ」てみるのです。

「色」は肯定も否定も存在しないニュートラルな世界です。

たとえば、好きでない上司にあったときに、「いやだな〜」
と感じたら、その上司を色にたとえてみて下さい。

ここでは、その上司を「グレー」にたとえてみます。

上司はいやな存在ではなく、単に「グレー」という
「色」であることだけを意識してみます。

「色」は自分がシックリくるものを自由にたとえます。
すると、上司への感じ方が瞬時に変わっていくことが実感できます。

みなさんも、目の前で起きている問題や悩みをどんどん「色」に
たとえてみて下さい。

不思議と目の前で起こっている出来事の感じ方が変わってくることでしょう。
コツは、ゲームのような感覚で気楽に、楽しみながらやることです。

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