ひきこもりがちな人

「ひきこもり・不登校」について

「ひきこもり」の数は年々増加しており、その当事者がいる世帯数は25万に及ぶといわれています。また、実際に表面化していないものを含めると、その数は100万人にのぼると推定され、今や、社会的に注目されるに至っています。一方、「不登校」の児童生徒数は、13万人近くにのぼり、看過できない問題として認識されています。

また、「ひきこもり」は、数年前まで若者の問題として捉えられていましたが、現在では、年代別で見ると30代に最も多く、平均年齢が30歳を超えるまで高齢化しています。

ここで、厚生労働省による「ひきこもり」の定義は、「6ヶ月以上自宅にひきこもって社会参加しない状態が持続しており、他の精神障害が第一の原因とは考えにくいもの」となっています。一方、「不登校」の定義は、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるため年間30日以上欠席したもののうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」となっています。

たとえば、人目を避けながら本屋へ行く、深夜にコンビニエンスストアに行く、といった他者とは交わらない外出は、社会参加しておらず、「ひきこもり」に含まれます。

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「ひきこもり・不登校」になる前の徴候とは?

「ひきこもり」になる前には、以下のような徴候があります。

  • おなかが痛い、頭が痛い、微熱、吐き気、だるいといった身体的な症状
  • イライラする、寝つきが悪い、ふさぎこむ、うるさいと口走る
  • 学校(会社)を休みがちになる
  • 家族と顔を合わせない、部屋に誰も入れない
  • 顔つきが険しくなったり、暗くなったり、心ここにあらず、といった様子がうかがえる
  • ゲーム、インターネットなどをして自室で過ごす時間が長くなる
  • 自分から話さないが、親の方から声をかけると返事が返ってくる

「ひきこもり・不登校」になるきっかけとは?

「ひきこもり」になるきっかけはいろいろあります。学校や職場での失敗もしくは挫折体験、友人関係でのトラブル、クラブ活動での失敗や体罰、上司や両親による言葉の暴力等、様々な原因が挙げられます。また、失敗により自信を喪失したり、両親や他人の言葉に傷つくことで、ふさぎ込んでしまい、社会に適応しにくくなってしまう人もいます。将来に希望が持てなかったり、将来を考えるのが重荷になっていて、気力が湧いてこないこともあります。

一方、「不登校」になるきっかけで多見られるのは「いじめ」等の交友関係の悪化です。クラスメートから急に無視されるようになったり、友達と喧嘩したり、悪口を言われたりして、交友関係が悪化したことがきっかけで学校に行きたくなくなってしまうケースです。また、親が子育てを放任したり支配したりするといった「家庭環境」が原因で不登校になるケースも多く見られます。

しかし、このような状況になっても「ひきこもり・不登校」になる人とならない人がいることはお分かりだと思います。では、どのような傾向の人が「ひきこもり・不登校」になりやすいのでしょうか?
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「ひきこもり・不登校」になりやすい人とは?

このようなやり取りを聞いたことはないでしょうか?

  • 「もう7時だよ、早く起きないと学校に遅れるよ!」
  • 「起きたら、着替えて、さっさと朝ご飯食べなさい。」
  • 「歯は磨いたの? 忘れ物はない?」
  • 「帰ってきたら、手を洗って、うがいをしなさい」
  • 「ご飯食べたら、宿題して、早くお風呂に入りなさい」
  • 「明日の準備はした?もう、ゲームやめて、早く寝なさい!」

あなたがもし自分の子供に対して、このような言葉を常に投げかけている心当たりがあるとしたら、もう一度これらの言葉を読み返してみて下さい。

何かお気づきでしょうか?そうです、あなたのご家庭では、子供が朝起きる前から夜寝るまで、常に子供の行動に干渉しているのです。

セラピーを行っていく中で、「ひきこもり・不登校」のあるほぼすべてのご家庭には以下の傾向があることに気づきました。

  • 親御さんが過干渉である。
  • 親御さんがお子さんから精神的な自立ができていない。

なお、子供のときにこのような家庭環境で育った人も「ひきこもり・不登校」になりやすいといえます。

子供が親の過干渉によって育てられると、精神的に幼く、自分で物事が考えられることができない人間に育っていきます。その結果、子供は親から精神的な自立ができず、自分では何もすることができなくなり、自信が欠如してしまいます。すると、周りに「気を使いすぎる」ようになり、否定的な言動に対して敏感で傷つきやすい性格となっていくのです。このように、過干渉の親に育てられた子供は、「ひきこもり・不登校」になる確率も上がってしまいます。line

「ひきこもり・不登校」はエネルギー不足から生じる?

 もちろん、「親の過干渉」や「子供からの精神的な自立」の他にも「ひきこもり・不登校」の要因はあります。そもそも、「ひきこもり」や「不登校」になってしまうということは、外へ出て行くエネルギーが不足していると考えることができます。

たとえば、両親の夫婦関係が悪かったり、親が厳格すぎたりすると、子供はストレスを感じ、家庭で安心することができません。子供は、大人に比べて体質的に敏感なので、ストレスを体に溜め込んでしまい、慢性的なエネルギー不足に陥ってしまいます。その結果、いつも疲れた状態になり、家にひきこもらざるをえなくなります。

それゆえ、安心した家庭生活を送ることにより、お子さんが慢性的エネルギー不足に陥らないように注意することが必要です。

「ひきこもり・不登校」へのアプローチとは?

「ひきこもり・不登校」の問題は、決してご本人やお子さんだけの問題ではありません。これは家族を含めた問題であると考えられます。ですから、家族の方にもお子さんを「ひきこもり・不登校」にさせてしまったような、これまでの生活やお子さんへの接し方を変えていただく必要があります。
この場合、家族の方には、適切なコミュニケーションスキルを学んでいただき、ご本人に対して適切なアプローチをとっていただくことが望まれます。

代表的なアプローチとして、以下のものがあります。

  • ご本人やお子さんへの期待を手放すこと
  • 親とご本人の間に境界線を引くこと
  • ご本人やお子さんに対する捉え方を変えること

「期待を手放す」ためには、親の価値観をお子さんに押し付けるのをやめ、自分の望む姿にお子さんを当てはめようとしないことです。また、「境界線を引く」には、お子さんでも「私は私」「あなたはあなた」と区別し、過度な干渉や先回りをして相手に手を焼かないことです。さらに、「捉え方を変える」には、「お子さんにはお子さんのすばらしさがある」と、ありのままのお子さんの姿を認めることです。
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波動療法を用いたセラピーとは?

「ひきこもり・不登校」の相談に行かれる場合、ご本人をカウンセリングに連れて行くことは難しい場合があります。無理矢理本人を連れて行くことができたとしても、親と子の信頼関係がくずれる場合もあります。

当サロンでは、そのような場合に対応できるよう、家族の方に代わりにカウンセリングを受けて頂き、今後の接し方をご一緒に考えていくことも可能です。

また、当サロンでは、お話を伺うカウンセリングに加え、波動機器を用いて、ご本人や家族の方のエネルギーバランスの調整を行っていきます。

カウンセリングにおいては、「ひきこもり・不登校」の原因となっている思い込みや心の傷等を解消するといった、精神面からのケアを行ってきます。

波動機器によるエネルギーバランスの調整では、ご本人や家族の方に必要なエネルギーの補充や調整をしていき、ご本人が本来の生き生きとした自分を取り戻し、目標とする行動がとれるように導いていきます。

このように、心と身体が調和しバランスのとれたありのままの自分を取り戻すことで、「ひきこもり・不登校」からの早期回復を実現していきます。

注意
▪️波動セラピーは医療行為ではありません。また、感覚には個人差があります。
▪️現在、精神科・心療内科に掛かられている方は、予めお伝えください。症状によってはお断りする場合があります。

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