家庭不和

家庭不和

近年、家庭や親子問題に関する事件がテレビやニュースで取り上げられるようになり、家族関係のあり方が問われています。それぞれの家庭が「家族だから何でも分かり合うべき」といった考えから親密な関係を築こうとしますが、現実ではなかなかうまくいかず、家族間のトラブル、不法行為もしくは虐待などの事件が絶えることが有りません。テレビで取り上げられるような事件までいかなくても、多くの家庭では家族間において問題を抱えており、ストレスのかかった生活を送っています。

家庭内で問題が起こるということは、家族がもはや一つのシステムとして機能しておらず、全体として不調和な状態にあると考えられます。本来、家庭とは「暖かくて安心できる場所」なのですが、機能不全になっていると、そこは決して「安全な場所」ではなく「危険な場所」や「事故現場」となりトラブルや問題が起こりやすくなります。また、機能不全家族では、「子育て」「団欒」「地域との関わり」といった、一般的に家庭に存在すべきとされる機能が健全に機能していないことから、家庭に軋轢や対立、理不尽さが横行しやすくなります。

このような家族の見えない問題を改善するには、個人を取り巻く家族関係や家族員全体を対象として解決の糸口をさぐっていく必要があります。

たとえば、子供が「うつ病」などの病気にかかったとします。この際、解決すべき問題点は子供の心の中にあるのではなく、家族どうしの関係の中にあると考えます。この子供は家族というシステムの中でたまたま症状を出した人であり、子供だけの問題として捉えるのではなく、家族全体のシステムの問題として捉えるのです。

家族の中で問題を表す人が出現するということは、その家族システムの持つこれまでの人間関係や構造ではうまくいかなくなっていることのサインともいえます。それゆえ、家族内でうまく機能するような新たな関係性やパターンを作り出し、家族システムに変化を起こすことが望まれます。

当サロンでは、波動機器を用いて、家族ひとりひとりのエネルギーバランスを調整し、家族全体としてのシステム機能を回復させることで、家庭内での問題が解消するようサポートいたします。

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家庭不和が生じやすい家族の特徴とは?

  • 両親の仲が悪かったり、親子の紛争などいつも争いごとがある
  • 親が子供を拒否することが多く、愛情表現を余りしない
  • 親が障害を持っていたり、仕事が忙しく不在がちで子供の世話をする人がいない
  • イヤミや皮肉が飛び交い、子供に対しても罪の意識を植え付けるような人がいる
  • 親が子供に対して「役立たず」「頭が悪い」など人格を否定する発言がある
  • 親が他の兄弟や他の誰かと比較をしたり、差別をしたりする
  • 「あなたのためを思って」と言い、自分の思い通りにコントロールする
  • 子供に受験や学歴など過大な期待をかけ、周りに良く見られようとする
  • 家庭内に借金や浮気など、周りに知られてはならない事実がありそれを禁止する
  • 親と子供の役割が逆転し、子供が親を慰め愚痴などを聞いてしまう
  • お酒や薬物などの「依存症」の人が家族にいる
  • 親に一貫したルールがなく、親の気分によって厳しくなったり甘くなったりする
  • 家族が絶対権力者のひとつの意見だけで動き、それには怖くて逆らえない
  • 子供の前で平気で感情を露にする親がいる

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家庭不和が生じやすい家族の形態とは?

不調和やトラブルが生じやすい家族には一定の家族形態が存在することが分かっています。以下に、そのような家族の形態を示します。

愛の無い冷たい家族

家族同士が無関心であったり、コミュニケーションが極端に少ないと、家庭内で愛情が育まれず、軋轢や対立が生じやすくなります。

また、このような家庭で育った人は、空虚感を抱きやすくなり「見捨てられ不安」を抱きやすい傾向があります。そのため、他人や世の中に対して心を開くことが難しく不信感を抱く気持ちが強くなます。家族に対しても不信感を持ち続け、家庭に不調和をもたらすことになります。

家族の人を否定する家族

他人や兄弟姉妹と比較することが多く、悪いことは全部子供や妻などの他の家族の人のせいにします。家族で権力のある者が、子供や妻などを過度に批判したり、イヤミや皮肉を言ったりします。子供や妻などは権力者の言うとおりにコントロールされるため、自分の判断に罪の意識を持つようになってしまい、自ら行動できなくなります。その結果、家庭に不調和がもたらされることになります。

子供への期待が大きすぎる家族

親の自尊心を満たす道具、ペットのように子供を扱います。自分の夢を子供に託したりすることが多く、子供は「本当の自分」と「求められる自分」のギャップに悩んだり完璧主義の性格を持ちやすくなります。子供には自分らしさが失われ、家族としてのバランスが崩れてしまいます。このような子供が大人になると、抑圧された感情を家族に発散することになり、家庭に不調和をもたらします。

表面だけ良く見せようとする家族

親は学歴や肩書きといったことを重視し、いつも他人の目を気にしています。このため、家庭内は不安定になり、気が休まるときがありません。親は表面だけ良く見せるために、子供も表裏がある性格に成長しやすくなり、他人に上下をつけて軽蔑するといった傾向が出てきます。このような子供が大人になると、中身の伴わない家族関係に陥りやすくなります。

隠し事や秘密がある家族

外に知られてはいけない家族の秘密があったり、隠し事を持つ家庭です。虐待や親の浮気・不倫・金銭問題などがあり親は子供に誰にも言わないように口止めしたりします。この結果、子供は恥の意識を持ちやすくなり、隠す必要のないことでも隠ぺいする体質になります。このような子供が大人になると、外側だけ取り繕った家庭を形成するようになります。

親と子供の立場が逆転している家族

子供でありながら、親のけんかの仲裁に入ったり、親の愚痴を聞いたりします。常に親の相談を受けたり、親の体調の悪さを補うために家事をしたりするため、大人になっても人の世話ばかりしてしまいます。褒められることが自分の存在価値だと思い込むため、自分を必要とする人がいないと、不安に襲われる傾向があります。このような子供が大人になると、家族の中で自分自身の存在価値をみいだせず、家族がうまく機能しなくなってしまいます。

子供を過度に甘やかしてしまう家族

親が自分の中にある寂しさを埋めるため、子供を溺愛する家庭です。欲しい物を何でも買い与えたり、悪いことをしても子供を叱ろうとはしません。子供は自立することは難しく、大人になっても自分で自分のことが出来なくなります。また、精神的に弱くなり些細なことでも落ち込みやすくなります。このような子供が大人になると、親としての役割を果たすことができず、家庭が健全に機能しなくなります。

子供の存在自体を否定する家族

「男の子だったら良かった」「あなたなんて産まなければ良かった」などと、子供の存在自体を否定する家族です。そのように言われた子供は、生きていること自体に罪悪感を覚えてしまい、本来の自分とは真逆の人格になって人に認められることを強く望むようになります。このような子供が大人になると、家族の人に罪悪感を植え付けるようになるため、家族が健全に機能しなくなります。

家族に依存症の人がいる家族

親が「アルコール依存症」「パチンコ依存症」「薬物依存症」などの依存症を持ち、親が酔って暴れるなどの暴力・暴言がある家庭です。依存症のため家庭としてうまく機能することは困難であり、子供はいつもビクビクしていなければならず、感情表現も鈍くなってしまいます。大人に成長しても、親と同じ傾向の依存症になる可能性が高く、イライラや怒りなど常に感情が不安定になり、家庭を持っても不安定な状態に陥ってしまいます。

暴力・虐待がある家族

父親が母親に対して(又は逆)暴力をふるっていたり、子供や配偶者に対する虐待がある家庭です。子供や配偶者はいつも不安や緊張をもって日常を送らなければならず、家族として安定することがありません。子供は不安や緊張を持って育つため、自尊心が低く、落ち込みやすく、虐められやすい性悪になります。このような子供が大人になっても、家族に安心感を与えることができず、家族が不安定な状態になります。line

ファミリーセラピーとは?

ファミリーセラピーとは、家族の中で問題を起こしている個人だけに焦点を当てるのではなく、その個人を取り巻く家族を対象にし、家族全体で問題とされる事柄をより望ましい方向に改善していくセラピーです。

家族は人間にとって最も大切な人間関係で、こころの形成にも大きな影響を与えています。したがって、家族の問題が個人のこころの問題を引き起こす原因になっていることも多く、その原因を個人だけの問題でなく、その背後にある家族の問題であると考えるのです。

ファミリーセラピーでは、家族を代表して問題を起こしている人を、IP(Identified Patient 何か問題を表しているクライアント)と位置づけています。

上のセクションで述べた「うつ病」の例では、子供がIPとして「うつ病」を体現しているといえます。このように子供に問題が生じている場合、他の家族の方や社会からは子供自身が問題や不具合を抱えているように見えてしまうものです。しかし、解決すべき問題点は「うつ病」を訴えている子供の心の中にあるのではなく、家族全体のシステムの中にあり、子供が代表して家族内にある「見えない問題」を「うつ病」の症状として発現しているのです。すなわち、子供がたまたま家族の関係性を背負って「うつ病」の症状を訴えたに過ぎないのです。

IPになるのは子供に限らず、夫、妻、子供から見た親、祖父母、同居する親族、ペットなどさまざまです。ときに、先祖や家系の問題に関連することもあります。ある見方をすれば、IPは家族がお互いに意識を向けること、家庭が安らぎや安心の場であるためのきっかけや挑戦を与えているのかもしれません。ファミリーセラピーの基本は、家族で問題に向き合う姿勢を持つことから始まります。

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家族システムの変化と発展

上述したように、家族の問題を解決するには、問題を個人としてのものではなく家族という文脈で見立てて、問題を解決していくアプローチが取られます。

特定の個人の問題だと考えられるようなことであっても、その人が属する家族というシステム全体の問題としてとらえ直してみると、全く違った問題として見えてきます。それは、システムの成員(メンバー)それぞれが、他の成員に対して、さまざまな影響を及ぼし合っているからです。

家族という生きたシステムの中では、ある現象が何らかの原因にもなり、また、結果にもなるという因果関係の円を作っています。例えば、子供が「うつ病」になるという現象は、夫婦間での不和が原因で引き起こされることもあり、また、この子供の「うつ病」という現象が夫婦間の関係をさらに悪化させることにもなりうるのです。逆にいうと、夫婦間の関係が良くなれば、子供の「うつ病」が改善することもあり、また、子供の「うつ病」が改善すると夫婦間の関係もよくなることがあるといえます。

家族ひとりの変化は、家族システム全体に変化をもたらし、また、家族システム全体の変化は、家族ひとりに変化をもたらすことになりうるのです。

また、家族システムは、環境の変化や時間の経過とともに「変化・発展」していきます。

たとえば、実家から独立して結婚そして最初の子供が産まれるまでの時代、次に子供が産まれて子育てを行う時代、子供が青年期になった時代、子供が成長して少しずつ自立していく時代、中年期の年老いた親との関わりの時代、老年期の時代など、家族システムの「変化・発展」は絶えず続いていきます。

家族システムの、それぞれの時代の移り変わりに対して、実際のシステムの変化や発展がうまくいかないと、さまざまな問題が起こってきます。

このような問題が解決されずに積み重なってしまうと、家族システムのバランスが崩れ家族の誰かが病気になる、と考えられるのです。

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波動療法を用いたファミリーセラピーとは?

当サロンで行っている波動セラピーは、体内の波長やエネルギーバランスを整え、心身に調和をもたらすといった波動療法をベースとしたものです。

家族間の問題は家族システムがアンバランスになりうまく機能していないところにあります。このため、当サロンでは、波動機器を用いて、家族ひとりひとりのエネルギーバランスを調整しつつ、これまで家族間で積み重なっていた問題を解決し、家族システムにおいて滞っていた変化や発展をうながしていきます。

その結果、家族全体としてのシステム機能が回復し、明るい家庭生活を送ることが可能になります。

注意
▪️波動セラピーは医療行為ではありません。また、感覚には個人差があります。
▪️現在、精神科・心療内科に掛かられている方は、予めお伝えください。症状によってはお断りする場合があります。

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