恐怖を感じやすい人

恐怖を感じやすい人

「緊張して人前で話せない・・・」「自分自身を強く主張できない・・・」「不安や緊張で外に出られない・・・」「他人の視線が気になってしかたない・・・」「人に会うのが辛い・・・」「人前で字を書こうとすると手が震えてしまう・・・」「地震や雷が怖い・・・」

人は色々な場面で不安や恐怖を感じますが、考えただけでこのような不安や恐怖が襲ってくる場合は問題です。

複雑化する情報社会に生きる私たちは、毎日抱えきれないほどのストレスにさらされています。そして、ほんの少しでも精神のバランスを崩すと、その隙間から不安や恐怖感は音もなく忍び寄ってきます。恐怖感が続くようになると日常生活に支障をきたすようになり、ひきこもりやうつ状態にまで発展することもあります。また、放置しても自然になくなることはほとんどなく、どんどん悪化していくことさえあります。

しかし、恐怖心は克服することが可能なので、そこから逃げるのではなく、勇気を持ってしっかりと向き合い、少しずつでもいいので改善していくことが大切です。

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恐怖に襲われることとは?

いきなり野生のライオンが襲ってきたらみなさんは恐怖を感じて逃げ出すことでしょう。このように、特定の状況において恐怖を感じることは、人間の防衛本能として当たり前の行為です。しかしながら、どう考えても怖くないような状況、他人には理解不能な物事や状況を異常なまでに恐れ、回避しようとする症状が出たら問題です。

恐怖に襲われることとは、恐れる理由がないことがわかっていながらも、たいした危険や脅威でもないような対象や状況に対して恐怖感を持ち、心理的・生理学的にきわめて異常な反応を示すことです。

恐怖に襲われると、実際にはそれほどでもない危険や不安に対して、他人にとっては不可解なほど怯えます。本人はその恐怖が不合理で、和らげたいと思っていても、思い通りにはならず、その対象や状況を回避する回避行動をとってしまいます。また、症状が重くなると、震えや発汗、めまい、動悸、嘔吐などの身体症状が出現します。
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恐怖感の特徴とは?

恐怖に襲われる人は男性よりも女性の方が約3倍多いとされており、恐怖が発生する年齢は、恐怖の対象によって異なります。恐怖の対象も人それぞれ異なり、10人いれば10人それぞれの原因があります。

恐怖の対象は多種多様であり、自然現象または、その類である雷、水、火など、何らかの状況、例えば、エレベーターなどの狭い空間や広場、高所といった状況、さらには、注射や血を見ることも、恐怖の対象になることがあります。また、家族で同じものが怖くなることも多いそうです。恐怖に襲われるピークは、自然現象に関するものや注射・血の恐怖の場合は10歳未満の小児期にあることが多く、エレベーターなどの狭い空間や広場に対する恐怖は20代にあることが多いといわれています。

異常に恐怖を感じる人は、恐怖の対象に接すると、強い不安や恐怖が生じ、その対象を避けようとします。また、恐怖の度合いは、その恐怖を一度意識するとどんどん悪化する傾向にあります。恐怖を一度意識しだすと、「また、あの症状が出たらどうしよう」とその恐怖を過剰に意識するようになり、ますます悪循環に陥ってしまうためです。このため、放置しておくと、恐怖の対象と遭遇する事態を予期しただけで、不安が生じやすくなり、さらに症状が深刻化すると、その対象との遭遇を恐れるあまり、外出ができないなど、日常生活に不都合が生じます。また、恐怖感は、放置しても自然になくなることはほとんどなく、酷い場合は他の不安や恐怖を誘発しますので、早期の改善が望まれます。

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恐怖の代表的種類とは?

恐怖は、その恐怖の対象になるものは200種類以上ありますが、その特徴から、大まかに単一恐怖(特定恐怖)、広場恐怖、社会恐怖の3種類に分類されます。

単一恐怖(特定恐怖)

単一恐怖(特定恐怖)とは、ある特定の一種類の対象に対する恐怖です。蛇や犬、昆虫などの特定の生き物から、高所、閉所、暗闇などの特定の状況に、たとえ安全とわかっていても恐怖を感じます。雷などの特定の自然環境や血液または先端が尖った物など特定の物に恐怖を感じることもあります。「狭い空間に閉じ込められた」、「蛇を首に巻き付けられた」など、その人にとってそれが耐え難い恐怖の対象である場合、恐怖のために気分が悪くなったり、パニック発作、めまい、吐き気、失神を起こすこともあります。また、単一恐怖(特定恐怖)の人は恐怖の対象に近づかない生活をしますので、不便を感じる生活を強いられます。単一恐怖の発症の原因としては、幼少期の強烈な体験や不快で苦痛な出来事が関係していることが多いようです。

広場恐怖

広場恐怖とは、主にパニック発作を起こした人に見られる症状で、大勢の人がいる場所や、安全な場所にすぐ戻ることが困難であるような状況に対する恐怖を指します。「もし、パニック発作が起きたら、逃げ出せないのではないか?助けを求められないのではないか?」という恐怖感から電車やバスの中、人ごみを避けるようになります。密室や広場などの場所に限らず、飛行機や電車、バスのなどのパニック発作のときに避難できない場所などが対象となります。恐怖の対象が発作を経験した場所や状況から、様々な状況に広がることがあり、不安感や恐怖感が強まると一人で外出できなくなり、家に完全に引きこもってしまう場合もあります。

社会恐怖

社会恐怖とは、比較的少人数や他の人に注目されるような場所で恥をかかないか過度に心配し、そのような状況を恐れるといった社会活動に関する恐怖をいいます。社会活動の中で軽蔑されたり、きまりが悪い思いをすることをひどく恐れ、人が集まる場所や人前で注目されるような場所を努めて避けます。人前に行くと緊張して顔が赤くなったり、動悸が激しくなる、といった身体症状が現れる人もいます。社会恐怖は10代半ばから20代前半の思春期・青年期に発症することが多く、放置していると対人恐怖につながる可能性があり、人生の後半まで続くことになります。社会恐怖の基本にあるのは「失敗したらどうしよう」、「恥をかいたらどうしよう」といった「他人の目」を気にしすぎることにあります。
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恐怖に襲われたときの症状とは?

恐怖は大まかに「単一恐怖(特定恐怖)」「広場恐怖」「社会恐怖」に分類され、その種類も「対人恐怖」「高所恐怖」「閉所恐怖」など多岐にわたっています。このため、恐怖を感じる対象は人それぞれですが、一般的な身体症状として、頭痛、動悸、息苦しさ、めまい、発汗、過呼吸、のどの渇き、体の硬直、吐き気、赤面、不快感、イライラ、発狂などを挙げることができます。

これらの症状は、軽いものから重いものまであり、症状が深刻化すると、パニック、引きこもり、自律神経の不調・失調まで至り、社会生活や日常生活に支障をきたしてしまいます。

したがって、動悸、息苦しさ、めまい、吐き気などといった一般的な症状が出たら、恐怖感が生じていないか疑ってみることが大切です。

以下の点を基準として恐怖に襲われているかどうか判断してみて下さい。

  • 特定の物や状況に対して過度の恐怖を持つ
  • 恐怖の対象に触れると、直ちに極度の不安、緊張、恐怖が生じる
  • 恐怖の対象を回避しようとしているか必死で我慢している
  • 自分でも特定の対象を過度に怖がっていることを解っている
  • 生活に支障が出ているか、強い苦痛がある

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恐怖を感じる原因とは?

恐怖を感じる原因として以下のものが考えられます。

幼少期のトラウマ

幼少期、交通事故にあった、高い所から落ちた、池で溺れた、犬に追いかけられた、など何らかの恐怖体験がある場合、それが原因となって恐怖を感じるようになる場合があります。また、幼少期に身近な人が特定のものに恐怖を感じているのを見て恐怖を感じるようになることもあります。

体質的要因

私たちが恐怖を感じると、脳内ではノルアドレナリンという化学物質が分泌されます。このノルアドレナリンは神経伝達物質であり、感じている緊張や恐怖を自律神経に伝達します。このため、恐怖を感じる人は脳内の神経伝達のバランスが崩れ、ノルアドレナリンが過剰に分泌されている場合があります。

気質的要因

神経質、感受性が高い、心配性、自意識が強い、内向的、恐がり、慎重、真面目、負けず嫌い、完璧主義の性質を持つ人が恐怖感に襲われやすいと言われています。もともと神経質で小さなことにこだわったり、恐がりで恐怖心を持ちやすかったり、自分がどう見られているのかを強く気にする人がなりやすく、深く物事を考えて精神的な負担が溜まっていき、身体的変化にまで現れるようになるのです。

否定的な刷り込み

恐怖感は、性格的に苦手だったことや物事に失敗することを何度も経験し、それらの体験に対して否定的な概念が刷り込まれていくことが原因で生じることもあります。たとえば、内向的で人と話すのが苦手な性格のうえ、学校で嫌なことを言われたなどの理由で人と話すのが嫌になることが挙げられます。また、親や友人など自分に対して影響力のある人から何度も恐怖体験を聞かされ、その体験に対して恐怖感が植え付けられた結果、恐怖症が生じる場合もあります。たとえば、バスに乗っているとき、突然の事故により大怪我をしたという話を聞き、乗り物に対して恐怖を感じるようになることが挙げられます。line

恐怖からの解放

恐怖感は恐怖の対象に触れたときに出るものです。このため、恐怖の対象に近づかなければ問題はありませんが、日常生活においてその対象との接触を避けられない場合があります。このような場合には恐怖を克服していくことが必須となってきます。恐怖を克服するためには、薬を服用することもありますが、基本的には心理療法が用いられます。恐怖は、その原因が過去のトラウマだったり、不安や心配を引き起こすような「考え方のくせ」にあったりしますので、薬の服用は一時的な不安を解消するための対症療法にしかならず、原因を根本的に解決することはできないからです。

恐怖を克服するには、間違った認識によって生じる「考え方のくせ」を正常なものに修正するとともに、恐怖に向き合いながら恐怖に対する耐性をつけていくことが必要となります。何度も頭の中で繰り返し恐怖体験をして、恐怖に慣れることも有効な方法のひとつになります。

何が恐怖の原因なのか本人では突き止めることが難しい場合が多く、原因となることを見つけることが早期解決につながります。

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波動療法を用いたセラピーとは?

当サロンで行っている波動セラピーは、体内の波長やエネルギーバランスを整え、心身に調和をもたらすといった波動療法をベースとしたものです。
恐怖の原因は過去のトラウマだったり、不安や心配を引き起こすような「考え方のくせ」にあったりします。このため、まずは波動機器を用いて本人の無意識に存在するトラウマや「考え方のくせ」を特定し、それらを解放したり正常なものに修正していきます。また、それと同時に体内に流れるエネルギーバランスを正常なものに調整し、心身の状態の安定化を図っていきます。

その結果、心と身体が調和しバランスのとれたありのままの自分に戻り、精神的に満ち足りた状態に導きます。


注意
▪️波動セラピーは医療行為ではありません。また、感覚には個人差があります。
▪️現在、精神科・心療内科に掛かられている方は、予めお伝えください。症状によってはお断りする場合があります。

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